学習用資料

プロジェクトマネジメント:ストーリーテリング資料_ストーリー2|Reskilling Camp

作成者: Reskilling Camp|Sep 17, 2025 8:42:30 PM

プロジェクトマネジメント研修:課題用ストーリーテリング資料

 

ストーリー2:ステークホルダーマネジメント・コミュニケーションマネジメント

あなたはいくつかのグループ会社を抱えるホールディングス会社のシステム担当者である。
グループ会社ごとに散らばっている法人顧客情報を統合すること、統合された法人顧客情報をグループ会社が営業に利活用することで売上アップに貢献することが今回のプロジェクトの目的。
初期スコープとして、グループ会社2社の法人顧客情報を統合し利活用することとなった。
ステークホルダーはそれぞれ以下の通り。

ホールディングス
副社長
営業企画部長
システム部長
システム担当/プロジェクトマネジャー(あなた)
システム担当/プロジェクトマネジャー補佐
契約ベンダー/プロジェクトリーダー
法務担当

グループ会社A
営業担当役員
営業企画課長
第一営業部長
第二営業部長
第三営業部長
法務担当
システム担当

グループ会社B
役員
C事業責任者
C事業営業企画課長
D事業責任者
D事業営業企画課長
法務担当
システム担当

あなたはプロジェクトマネジャー補佐である同僚と二人でプロジェクト計画の作成に取り掛かった。その為に必要な情報を契約ベンダーのプロジェクトリーダーとシステム部長、営業企画部長から得た。あなたはグループ会社A、Bに知人はおらず、遠い存在に感じていた。グループ会社Aは営業会社のカルチャーが強いことで有名だったし、グループ会社Bは各事業責任者の権限が強いことで有名だった。両社ともに個性の強い会社であることもあなたにとってはやりにくいと感じる要因であった。

それにも関わらずステークホルダーの特定、管理計画の作成を行うことをしなかった。
ステークホルダーマネジメントという管理手法があることは知識として知っていたが、実際の仕事で使ったことがなく、また使っている人も見たことが無かった。
ステークホルダーマネジメントをおろそかにしたことがこの後の悲劇につながった。

法人顧客情報の統合は主にプライバシーポリシーや法令順守の観点で法務担当が、システム間連携の観点でシステム担当が深く関与し、統合された法人顧客情報の営業利活用に関しては主に営業、営業企画、事業責任者などの売上責任を持つセクションが深く関与する。

法人顧客情報の統合については各システム/法務系関係者を集めて会議を行い、営業利活用については売上責任を持つ関係者を集めて会議を行った。
各会議で得たい賛同があったが、常に声の大きな反対者によって阻止されてしまっていた。内心賛同してくれている方がいても、会議で発言してもらえず、誰が賛同者で誰が反対者かも分からない状態となった。合意形成が得られないまま時間が過ぎていった。

気付けば社内では炎上案件と呼ばれていた。
見かねたシステム部長がプロジェクトマネジャーの交代を判断した。

あなたは失意の中でプロジェクトマネジャー業務を引き継ぐこととなった。